駐車場あり? ショッピングモール併設? 実は大変だった歯医者さんの立地戦略!

全国のコンビニエンスストアの数よりも多いといわれる「歯科」の数。
みなさんから選ばれる歯科になるために、街の歯医者さんはどのような工夫をしているのでしょうか。
ここでは、『実は大変だった歯医者さんの立地戦略』として、開院において並居る競合歯科と差別化を図る歯医者さんたちの知られざる工夫と努力をご紹介します。
戦略例①:ショッピングモールに開院しよう!
とある歯科グループではわざわざ「ショッピングモールでの開院」に注力している企業があります。
その理由としては大きく3つ。
・診察の待ち時間を、ショッピングモール内の他の施設で過ごしていただけること
・ご家族連れが、買い物のついでなどに立ち寄りやすいこと
・併設していることでショッピングモールの利用客から認知してもらいやすいこと
など、主に「ファミリー層」に喜んでいただけるメリットが多くあることをあげています。
また、加えてもう一つ、ショッピングモール内に併設されていることで、「明るくきれいな印象」を与えることができるのではないでしょうか。結果として「入りやすいように感じる点」も個人的な魅力だと思います。
戦略例②:専用駐車場を完備しよう!
小児歯科や矯正歯科など、お子様がメインの患者さんとなる歯科では「駐車場を完備」しているところが多いです。
なぜかといえば「お子様を通院させている親御さんが、車で送迎しやすいよう、わざわざ駐車場を設けている」から。
歯医者さんとしては駐車場の分、土地代がかかります。
だから、坪単価の低い「駅前から離れた郊外」や「住宅地」に開院している小児歯科や矯正歯科は多いようです。
戦略例③:駅前に開院しよう!
対照的に、ホワイトニングやクリーニングを行う審美歯科では「駅前」での開院が多くなります。
治療の性質上「口元や歯の美しさ」を求める若い男女の患者さんが多くなるため、必然的に「駅前」や「商業地域」など、若い男女が集まるところに審美歯科は開院することになるのでしょう。
歯医者さんは大変だ!
いかがでしたか。
今回は『実は大変だった歯医者さんの立地戦略』として、歯医者さんの知られざる開院への工夫と努力をご紹介してみました。
また、立地戦略だけではなく、歯医者さんは院内の設備においても「バリアフリーへの対応」「個室の治療室を用意して患者さんのプライバシーに配慮する」「キッズルームを設置して小さいお子様連れの親御さんにも安心して来院してもらえるようにする」
など、様々な工夫をこらしています。
それもこれも、患者さんに喜んでもらうための歯医者さんの努力です。
そして、街の人から通いたくなる評判の歯医者さんとして選んでもらうための努力です。
歯医者さんはその技術・腕を磨くだけではなく、街の患者さんに喜んでもらえる仕組みづくりを常に考えているのですね。
そのような歯医者さんの日々の取り組みに感謝です!